初めて恋をした 体がこんなにも変わるものかと 驚いた 嬉しかった まっすぐ向かってゆく体
しかし、私は人の妻だった 制度と契約に縛られた心
自由になりたかった いのちそのままで生きる自由 誰によっても所有されない体 何によっても犯されない心を欲した
私は、人の妻をやめ ただのひとりの女になった
「大陸を渡る風のように、自由に生きなさい」 若光王碑の前 体の中で自由の風が吹いた
2002.2.21 「恋歌」第6回発行号