[ 雨夜 ]
肌寒い雨の中
雑踏であなたの声を聞く
私の耳元で話しつづける
なんて気持ちのいい
すべての音が消え
あなたの声だけが
私の中に響く

しとしとと降る雨に包まれて
澄んだあなたの声に
遠い記憶と今がひとつになる
この雨が上がるころには
過去も青く晴れ
一粒のしずくも光を放つでしょう

2002.5.30 「恋歌」第19回発行号

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