
[ 花の宴 ]
詩と写真=出雲頼通
音楽=タンゴ黒猫
霞か雲か
淡く美しく浮かぶ桜の花の下に
集い合える幾千の人々
皆 それぞれに
幸せな時を過ごす
喜びも 悲しみも
愛も 希望も
あらゆる想いはこの花に託され
その美のうちに清められていく
そして――
今 ここにこうして生きていること
その幸せが身体を熱くする
ああ この国に生まれてよかったなぁ
と思う
時は激しく変化して
人の心も移っていくけれど
それでも
来年の今頃
この桜たちは同じように美しく咲き
きっと僕らを
また幸せにしてくれるのだろう
さくら さくら
日本人の心 魂
永遠に――
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